次回、谷口さんの裁判 6/7(金)16:00 東京地裁立川支部

ヘッドハンティングされた研究者 実用化の夢絶たれ、自ら命絶つ

2013年2月12日、癌の早期発見・早期治療を目指した、優秀な研究者が、自ら命を絶ちました。 

大学教授との研究開発を、実用化しようと、ヘッドハンティングに応じた研究者(労働者)が、会社トップの方針転換と、労働条件の激変で、実用化が叶わず、死に追い込まれた、悲しい事件です。

実姉が、労働相談センターに、「弟が名刺と共に残した書類です」と届けていただいたことから、真相の究明で、彼の無念を晴らそうと、取り組んできた記録です。ご理解ください。

八王子労基署の「ポカ」、裁判所の「恣意的な証言採用」で「不当判決」

  •  八王子労働基監督署は、労災認定を求めた姉から、面談して聴取しないまま、2015年11月に「不認定」の決定をしました。
  •   東京労働局は、共同研究者の大学教授、元同社営業所長、労働相談センター所長などの陳述を「無視」して労基署の決定を追認しました。 
  •  裁判長が、ヘッドハンティングから死の現場まで関わった証人を採用しながら、判決では「真相究明にほど遠い証人」の証言のみ採用し、共同研究者、精神神経科医、労働相談センターの証言を、無視した判決を言い渡しました。

最愛の弟を失った、遺族の悲しみに、会社は、「誠意」ある対応を示せ!!

同社から、本件以外に7人もの労働者が、八王子労連労働相談センターに、相談に見えています。

同じ企業からの相談者が8人、精神疾患の比率も高く、稀に見る「特異な企業」と言えます。

本件は、現役労働者の「死亡」に関わる事件です。行政や司法の「ポカ」や「不当判決」が、救済の道を困難にしかねない事件です。

 

2023年6月