「体育館へのエアコン設置」請願不採択
エアコン設置を求める会代表 二木憲夫
「八王子の全小中学校の体育館にエアコン設置を求める会」が市民の5600筆を超える賛同署名を添えて市議会に提出した請願は不採択となりました。
私たちの願いを受け止め、紹介議員になって趣旨説明をしてくれたのは共産党の望月議員。文教経済委員会で賛成したのは共産党の石井議員ただ一人。本会議で賛成してくれたのは、共産党3名、生活者ネット2名、諸派1名の計6名で、少数不採択となりました。
「これは子どもたちの生命を守る問題ではないのか」「他の多くの自治体が100%設置をしているのに、八王子では10%の設置にとどまっているのは『八王子格差』ではないか」「国や都から平成30年から設置を進めるために3分の2の補助金が出ているのにそれを使ってなぜやらなかったのか」という私たちの思いに対する明確な回答はありませんでした。本会議では反対討論もありませんでした。
この問題を通して、市民の切実な要求を受け止めて、その実現のために奮闘してくれるのは誰かということが改めて分かりました。
署名や市議会傍聴にご協力いただいた方に感謝します。
「八王子市立小中学校体育館にエアコン設置を求める会」
代表 二木 憲夫
しかし、八王子市では、ごく一部の学校にしか設置されず、しかも、設置の目的は「災害時の避難所としての環境を図るためのもの」で、授業や行事、部活動などの子どもたちの教育活動には使えないとされています。
コロナ禍で様々なことが制約される中、せめて子どもたちが猛暑の夏でも熱中症の心配なく教育活動ができるようにと「体育館にエアコン設置を求める会」を立ち上げ、市議会に請願することになりました。署名の目標は1万筆、市議会への提出日は8月26日です。皆さんの絶大なるご協力をお願いします。