教職員 時間外「86時間」
全日本教職員組合(全教)は2023年1月19日、東京都内で会見し、教職員勤務実態調査の第一次集計結果を発表しました。
調査は2022年10月24日~30日を対象に、全教、教組共闘連絡会の各組織を通じて教職員に依頼。63都道府県の教職員から寄せられた有効回答数は2524通となりました。
時間外勤務と持ち帰り勤務時間は
時間外勤務と持ち帰り勤務を4週間合計に換算した時間では、平均で86時間24分となり、2021年の前回調査結果(91時間13分)より減っているものの、依然として過労死ラインの月80時間を超える超過勤務になっています。
1月あたりの校内での時間外勤務は、45時間超が82.3%となり、36.1%は100時間を超えていました。
平均の睡眠時間は
平日の平均的な睡眠時間は、6時間未満は46.3% 「疲れが翌日に残ることが時々ある」「睡眠によっても塚らは解消せず、溜まっていく」は合計で86.3%でした。
″やりがい″
81.4%が「教職の仕事にやりがいを感じる」と答える一方、78.7%が「仕事量が多すぎる」と答えています。
壇原毅也書記長の話
「給特法改定に向けた動きが与党内でも広がっているが、時間外労働を規制し、教職員の大幅増員に結びつけていくことが必要だ。そのためにも、深刻な長時間労働の実態を明らかにし、運動をいっそう広げていきたい」