東京電力福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電元副社長の武黒一郎(78)、武藤栄(74)両被告を無罪とした一、二審判決が3月11日、確定しました。史上最悪の「レベル7」と評価された事故の刑事責任は誰も負わないまま、裁判が終結しました。
「不当な上告棄却許せない」「原発事故は人災だ」―。最高裁前で抗議の声が響きました。福島原発告訴団東京連絡会有志が呼びかけたものです。
参加者は、「事故の責任を誰もとらないなんて」「最高裁が原子力村に屈服した」などと最高裁の決定を批判。「被害者と被災者を踏みにじる」「新たな原発事故を準備するもの」との抗議声明を読み上げました。

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原発と司法──国の責任を認めない最高裁判決の罪 (岩波ブックレット 1103)
「原発の問題は難しい」、「原発は安全に作られている」と思っていませんか?元裁判官の著者もかつてそう思いこんでいましたが、原発裁判を担当し、認識が変わりました。答えは何れも「ノー」なのです。本書では皆さんの「先入観」を氷解させ、原発を巡る問題の本質に迫ります。全国の主な脱原発訴訟・国賠訴訟一覧表付。(Amazonより)
目 次
はじめに
令和6年の能登半島地震
珠洲原発
志賀原発
2007年能登半島地震と井戸判決
福島原発事故後に提起された志賀原発の運転差止裁判
原発の運転を止めるべき理由
我が国の原発の耐震性
南海トラフ巨大地震と原発
私が講演を引き受けた理由
先入観と原発の本質
原発の本質
2022年6月17日
最高裁判決
福島原発事故の状況
4号機の奇跡
本件訴訟の争点と多数意見
多数意見の問題点
多数意見の前半(事故前の津波対策)
多数意見の後半(防潮堤の高さ)
三浦反対意見
多数意見と三浦意見の対比
多数意見の第2の問題
多数意見裁判官に対する更なる疑念
裁判官訴追
司法権の独立
裁判所が信頼を回復する唯一の方法
なぜ、国家賠償を求めるのか
マイコート
おわりに