全面和解にて争議終結 建交労・京王新労組

王新労組は2月24日長年続いた京王電鉄との労働争議の全面和解が成立し、労働委員会で調印しました。2009年から続いた争議は終結となります。

京王新労組は公共交通企業である京王電鉄をはじめ京王グループ各社に、労働者の権利を認めさせ、明るく展望と希望の持てる職場にすることで住民の足であるバス・電車の安全を確保することを求めて全労連傘下の建交労に加盟して活動してきました。

京王電鉄とその支配下にある京王グループ各社は、労働組合の本来の役割を果たそうとする京王新労組敵視し、不当な攻撃を続けてきました。しかし、この争議の終結をもって京王新労組と正式に認めさせたことになります。長年の争議支援に感謝いたします。

残念ながら個々の組合員の差別是正を実現するには至らなかったものの、組合と会社との間で労働協約を締結して安定した労使関係を実現することにより、良好な職場環境を確保し労動条件の維持・向上を図るという労働組合の存在意義を実現するものとなっています。しかも、雇用の安定と働く者の健康の保持・向上を達成することについては、労使ともに努力することが確認されました。

全面解決を踏まえて、京王新労組は、引き続きバス労働者の生活と健康を守るたたかいを進め、争議を支援していただいた市民、労働者・労働組合とともに、働く者の権利拡大、労働条件向上を実現するための取り組みをいっそう強化する決意です。