雇止め教員復職 東京・鶴川高校
私立鶴川高校(東京都町田市)で27年間、講師を務め、無期雇用への転換権行使直前に雇止めされた教職員組合の女性が職場復帰することで、学園側と組合側が和解し、12月13日、都内で開かれた集会で和解内容が説明されました。
学園側は組合員に対する不当労働行為を認め、和解協定書には「学園は一切の組合差別を行わない」明記されています。
女性教師は2023年4月から専任教諭として復職します。
学園側は、他の6人の組合員に対する継続雇用拒否や授業時間削減についても不当労働行為だったと認め、「今後このような行為を繰り返さない」と誓約。協定書には「豊かな教育実践を実現するためには、健全な労使関係を構築することが不可欠」であると書き込まれました。
女性は2018年3月に雇止めとなり、不当労働行為だとして東京地裁、今年6月に東京高裁でいずれも勝訴し、高裁判決が確定していました。