建材5社に賠償命令 関西建設アスベスト京都2陣訴訟

 建設現場でアスベスト(石綿)による健康被害を受けたとして、元建設労働者らが建材メーカーに対して損害賠償を求めていた関西建設アスベスト京都2陣訴訟(被害者30人、原告43人)の判決が3月23日にありました。

 京都地裁の松山裁判長は、アスベスト被害に対する建材メーカーの責任を認め、メーカー5社に対して2億2,445万9,250円の支払いを命じました。一方で、解体作業をしていた原告6人については訴えを棄却しました。

 判決文によると、被告(建材メーカー)は、遅くとも1975年には石綿含有建材が石綿関連疾患を引き起こす危険性について予見が可能であり、「建材メーカーらには警告表示義務違反があり、協同不法行為責任(民法第719条1項を負う」と、企業責任を明確にしました。

支払いを命じられた5社

  • A&AM
  • 太平洋セメント
  • ニチアス
  • ノザワ
  • MMK
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