海外では本気で立ち上がっている

第37回八王子春闘講座を2月17日旧八王子労政会館第1会議室で19人の参加で行いました。講師は国民春闘共闘・全労連事務局長の黒澤幸一さんです。
冒頭で「あなたや、あなたの職場の春闘要求で一番実現させたいと思う要求」を話し合う3分間のグループ討議があり、賃上げ・時間短縮などがあがりました。
この要求を本気で実現するためにどうするか。今、海外では労働組合が本気で立ち上がっている。フランスでは賃上げと年金改悪阻止の25万人スト。アメリカでは「ストがストを呼ぶ」状況で既存の組合が次々立ち上がり、アマゾンやスターバックスで新たに組合結成、時給30ドルを求めて闘っている。日本でも「賃上げが必要」の世論はかつてなく高い。今こそ労働組合の出番、「社会的な力で包囲する」ことと「職場での労使交渉」を強化して必ず賃上げを勝ち取る腹を固めよう。とりわけ、ストライキ、統一闘争、仲間を増やすの3点で組合運動のバージョンアップが必要と。たくさんの資料をもとに話されました。
「要求の求心力で組織する運動スタイルの確立」「当事者(組合員)による闘争重視」で仲間を増やして春闘に勝利しよう。要求の実現可能性が見えた時、組合員は動く、そのために以下の点を組合員と共有することが重要と強調されました。
①要求の当事者はだれ?②価値観を共有できる人はだれ?③(要求に対する)決定者はだれ?④(決定者に)わかったと言わせる力は何?⑤(①~④を踏まえ)度やってやるか、役割分担は?スケジュールは?
講義で使ったパワーポイント、資料のPDFファイルがあります。 お声がけいただければ配信します。ご活用ください。